犬
出かける途中、歩道に犬がいた。ぼーっと立ってた。
黒いパグ。首輪もなければもちろんリードもない。猫ならまだしも犬では不自然なので迷い犬だなーと思って、他に誰もおらんのでしばらく相手することにした。
数メートルまで近づいても逃げる様子はないので、しゃがんで声かけ事案を発生させてみたところ、寄ってきたので撫で回してたのだが、こいつホントにマイペース。たまに左右を見回すくらいで私に対しては背を向けたまま。
いつまでもそうしてはいられないので、どうしたもんかなーと思ってたら遠くから空のリードぶらさげた人影が。
「おい、アレ見てみ。飼い主来たんじゃねーの?」と言ってみたが、パグはあさっての方向を見たまま反応なし。首根っこ掴んで強引にそっちを見せてみたが、それでも反応なし。
その人影はというと、やっぱり飼い主だったらしい。涙目っていうかほぼ泣き出した状態の美人なおねーさんで、「うわー、お近づきになりてー」と思いつつも時間が押してたので、二言三言交わしただけで、そのまま立ち去ったのだが、あのパグ、迷子になってるとこに飼い主が来たのに喜ぶ様子ひとつないというのはどういう事か。普通大喜びで飼い主に向かってダッシュするだろうと思ってたんだが、尻尾ひとつ振りゃしないの。私が声をかけた時は控えめながら尻尾振ってたのに。
まあいいや、すぐ飼い主見つかってよかったわ。私個人的にも。
そんだけ。
うーん
既に詰んでるのは確かだけど、いろいろタイミングが悪いよなあ。
借りぐらしのアリエッティ
良く考えたらジブリ作品を劇場で見るのは初めてなんだが、最新作の借りぐらしのアリエッティを初日の今日、さっそく見た。
なかなか面白かった。反戦とか環境保護とかジブリに良くある重めのテーマとかをあんまり感じさせないとこが、いい感じだった。
ストーリー的にはかなりあっさり目で食い足りない印象もあるけど、腹八分目的な適量とも受け取れるので、これはこれでアリだなと。
監督は米林宏昌って人で宮崎駿ではないのだが、極めて宮崎駿ヒロインっぽいアリエッティがちっちゃかわいい。キャストは例のごとく役者でかためてきてるが、どヘタクソな素人が気になるというとこは「あんまり」なかった。
あとは背景美術が超絶美麗でかなりいい。
個人的評価ポイントは、背景美術>ちっちゃかわいい>ストーリーの順かな。あと、とろけるチーズをのせたパン、表面張力で粘液みたいな水や茶が興味深かった。
俺評価では 1800/1800 で料金分は充分楽しめた。
そんだけ。
先週と今週観たやつ
告白 (R15+)
先週観た。松たか子主演のやつ。
予想外に血ぃが出た。観ようかと思ってる人にはそこだけ注意しておきたい。
基本感情を抑えて無表情。一部狂ったように笑い、すぐに号泣と、松たか子の演技が怖い。
個人的には 1050/1800 ぐらい。
OUTRAGE (R15+)
昨日観た。北野武最新作アウトレイジ。北野武作品を劇場で観るとか、「その男、凶暴につき」以来。TV放映とか入れても「BROTHER」以来。
「全員悪人」というコピーの通り、どいつもこいつもワルばっかり。それが抗争を繰り広げて最終的にはほとんど死んじゃう。ビートたけしが演じてる人物も死んじゃうのはもうお約束なのか。
バイオレンスシーンのアイデアありきで、前後を繋ぎ合わせる話を考えるという方法で全体を構成したそうで、今回もウリはエグいバイオレンスらしい。鉛玉は当然として血ぃとか他にもいろいろ「とぶ」ので一応注意を喚起しておく。
「北野武バイオレンス」というジャンルを仮定すれば良くできたというか、いつも通りの映画かなあと。
個人的には 1120/1800 ぐらい。
宇宙ショーへようこそ
今日観た。「かみちゅ!」の舛成孝二、倉田英之「コンビ」と聞いたが、プロデューサーは落越友則だし、きっちりこの三人のユニット(?)名、ベサメムーチョでクレジットされてた。音楽もかみちゅ!に良く似た感じで、しっかり池頼広だった。
結構長くて2時間ちょいあるけど、その中でだいたい描き切ってて、見る側として説明や描写の不足を感じるとこがあんまりなかったのは感心した。
基本、超ほのぼの映画。数え切れないほどの宇宙人種とか出てくるんだけど、スペクタクル的な見所はあんまり豊富じゃない感じ。先述したようにストーリーはすっきり終わっていていい感じ。
入場者プレゼントにフィルムくれた。5コマの断片。クライマックスの格闘シーンだった。
個人的には 1440/1800 ぐらい。
そろそろ何も考えずにバカ笑いできる映画が観たいなあ。
そんだけ。